地域医療機関・健康施設の紹介とレビュー

2025年8月
  • まとめ。火傷で迷ったら、どう考え、どう行動すべきか

    知識

    日常生活で、思いがけず火傷を負ってしまった時、痛みと動揺の中で、冷静に、そして適切に行動することが、その後の経過を大きく左右します。ここでは、これまでの内容を総括し、「火傷」をしてしまった際に、どのように考え、どの診療科を目指すべきかの、行動指針を整理します。Step 1:何よりもまず、応急処置!火傷をしたら、考えるよりも先に、行動です。直ちに、清潔な「水道水」の流水で、痛みが和らぐまで、最低でも15分以上、患部を十分に冷やし続けてください。これが、火傷の進行を防ぎ、痛みを和らげる、最も重要な初期治療です。Step 2:重症度を判断し、受診の必要性を見極める。冷却しながら、火傷の状態を観察します。「水ぶくれができている」「皮膚が白くなったり、黒くなったりしている」「火傷の範囲が、手のひらよりも大きい」。これらのサインがあれば、医療機関の受診が、絶対に必要です。また、子どもや高齢者、あるいは、顔や関節などの、特殊な部位の火傷も、専門医の診察を受けるべきです。Step 3:「何を重視するか」で、診療科を選ぶ。①一般的な火傷、感染が心配な場合 → 最も身近で、アクセスしやすい「皮膚科」が、適切な窓口です。初期治療と、感染管理を、的確に行ってくれます。②傷跡を、できるだけきれいに治したい、特に顔や関節の火傷 → 傷の修復と、整容(見た目)のスペシャリストである「形成外科」が、最も理想的な選択肢です。深い火傷や、植皮術が必要な場合も、形成外科が専門となります。③子どもの火傷で、どこに行けばよいか迷う場合 → まずは、かかりつけの「小児科」に相談しましょう。軽症であれば、そのまま処置してもらえますし、専門的な治療が必要と判断されれば、適切な皮膚科や形成外科へ、スムーズに紹介してくれます。**Step 4:「外科」や「整形外科」も、選択肢になる。**火傷の範囲が非常に広い場合や、他の怪我(骨折など)を合併している場合は、「外科」や「整形外科」でも、初期対応が可能です。火傷は、軽いものであっても、初期対応を誤ると、つらい傷跡を残すことがあります。自己判断で、間違った民間療法などに頼らず、この思考プロセスを参考に、早期に、専門家の助けを借りるようにしてください。

  • ウイルス感染症による大人の発疹

    医療

    大人の全身に発疹が現れる原因として、最も頻度が高いものの一つが、ウイルスによる「感染症」です。子どもの頃に、かからなかった、あるいは、ワクチンを接種していなかった、いわゆる「子どもの三大発疹症(麻疹・風疹・水疱瘡)」に、大人が初めて感染すると、子どもよりも、はるかに重い症状に、苦しむことが少なくありません。これらのウイルス感染症が疑われる場合、受診すべき診療科は、「内科」または「皮膚科」です。まず、「麻疹(はしか)」は、非常に感染力が強く、重篤な合併症(肺炎、脳炎)を引き起こす、危険な病気です。38度以上の高熱と、咳、鼻水、目やにといった、強い風邪症状が数日間続いた後、口の中に、コプリック斑という、白い斑点が現れ、その後、耳の後ろから、全身に、癒合傾向のある(発疹同士がくっつく)赤い発疹が広がります。次に、「風疹(三日ばしか)」も、発熱と、全身の淡い発疹が特徴ですが、耳の後ろや、首のリンパ節が腫れるのが、大きな特徴です。大人の場合は、関節痛を伴うことも多いです。特に、妊娠初期の女性が感染すると、胎児に、心臓の奇形や、難聴、白内障といった、深刻な障害(先天性風疹症候群)を引き起こすため、社会全体での予防が、極めて重要です。そして、「水疱瘡(みずぼうそう)」は、発熱と共に、赤いブツブツから、かゆみを伴う「水ぶくれ(水疱)」、そして「かさぶた」へと、時間と共に変化する発疹が、全身に、新旧混在して現れるのが特徴です。大人がかかると、肺炎を合併しやすく、重症化するリスクが高いとされています。これらの病気は、それぞれに特徴的な発疹と、臨床経過があるため、医師は、問診と診察で、多くの場合、診断を下すことができます。必要に応じて、血液検査で、ウイルスに対する抗体の量を測定し、診断を確定させることもあります。ウイルス性の感染症であるため、抗生物質は効きません。治療は、発熱や、かゆみといった、つらい症状を和らげる、対症療法が中心となります(水疱瘡には、抗ウイルス薬が用いられます)。

  • 口内炎と発熱時の正しいセルフケア

    生活

    高熱と、口の中の激しい痛みに見舞われている時、医療機関での治療と並行して、家庭での適切なセルフケアを行うことが、苦痛を和らげ、回復を早める上で、非常に重要になります。まず、最も優先すべきは、「水分補給」です。発熱によって体内の水分は失われ、口の中の痛みで、飲むのが億劫になりがちですが、脱水は、体力を奪い、回復を遅らせる最大の敵です。水やお茶、麦茶、あるいは電解質も補給できるイオン飲料や経口補水液などを、一度にたくさん飲むのではなく、少量ずつ、こまめに飲むようにしましょう。ストローを使うと、痛い部分を避けて飲めることがあるため、試してみる価値があります。次に、「食事の工夫」です。口内炎(潰瘍)を刺激しないよう、「冷たくて、喉ごしが良く、味が薄いもの」を、基本に考えましょう。ゼリーやプリン、ヨーグルト、アイスクリーム、冷たいスープ、豆腐、茶わん蒸しなどは、痛みが強い時期でも、比較的食べやすい食品です。逆に、オレンジジュースなどの酸っぱいもの、香辛料の効いた辛いもの、醤油などの塩辛いもの、そして煎餅などの硬いものは、激痛を引き起こすため、絶対に避けてください。食事は、無理に摂る必要はありません。水分補給を第一に考えましょう。そして、「口腔内の清潔」を保つことも、二次的な細菌感染を防ぐ上で大切です。しかし、歯ブラシが当たると激痛が走るため、無理は禁物です。食後は、刺激の少ない、洗口液や、ぬるま湯で、優しく口をゆすぐ程度にしましょう。痛みがつらい場合は、医師から処方された解熱鎮痛薬を、指示通りに服用します。市販の痛み止めを使う場合は、薬剤師に相談してください。最後に、何よりも大切なのが、「十分な休養」です。体を温かくして、ゆっくりと眠ることが、ウイルスや細菌と戦う、免疫力を高めるための、最良の薬となります。これらのセルフケアは、あくまで症状を緩和するための補助的な手段です。症状が改善しない、あるいは悪化する場合は、必ず、医療機関を再受診してください。

  • 火傷の重症度の見分け方と受診の目安

    知識

    火傷を負った際、保護者や本人が、最も判断に迷うのが、「この火傷は、病院に行く必要があるのか?」という点でしょう。その判断の基準となるのが、火傷の「重症度」です。火傷の重症度は、主に、その「深さ」と「範囲(面積)」によって決まります。この二つの要素を、自分である程度、評価できるようになることが、適切な受診行動に繋がります。まず、火傷の「深さ」は、医学的に、I度、II度、III度の3段階に分類されます。I度熱傷は、最も浅い火傷で、皮膚の表面(表皮)だけが損傷した状態です。皮膚が赤くなり、ヒリヒリとした痛みを伴いますが、水ぶくれはできません。日焼けと同じ状態です。これは、多くの場合、十分な冷却と、保湿ケアで、数日で跡を残さずに治ります。II度熱傷は、皮膚の少し深い層(真皮)にまで、損傷が及んだ状態です。この深さの火傷の、最大の特徴が、「水ぶくれ(水疱)」ができることです。強い痛みを伴い、治るまでに2週間以上かかることもあります。II度は、さらに、浅いもの(浅達性II度)と、深いもの(深達性II度)に分けられ、後者は、傷跡が残りやすくなります。水ぶくれができた場合は、自己判断せず、医療機関を受診するのが原則です。III度熱傷は、最も深い火傷で、皮膚の全層、あるいは、その下の皮下組織まで、壊死してしまった状態です。皮膚は、白っぽく、あるいは黒く焦げたようになり、硬くなります。神経も破壊されてしまうため、逆に、痛みを感じなくなるのが特徴です。この深さの火傷は、自然に治ることはなく、皮膚移植などの手術が、絶対に必要となります。次に、火傷の「範囲」です。目安として、大人の手のひら1枚分の大きさが、体表面積の約1%に相当します。II度以上の火傷が、体表面積の10%(子どもの場合は5%)を超える場合は、入院治療が必要な、重症熱傷と判断されます。受診の目安をまとめると、①水ぶくれができている(II度以上)、②皮膚が白くなったり、黒くなったりしている(III度)、③火傷の範囲が、手のひらよりも大きい、④顔や、手足の指、関節、陰部といった、特殊な部位の火傷、⑤子どもや高齢者の火傷、⑥電気や化学薬品による火傷。これらのいずれかに当てはまる場合は、必ず、医療機関を受診するようにしてください。

  • 発熱や関節痛を伴う発疹は内科・リウマチ科へ

    医療

    全身の発疹と共に、「38度以上の高熱」や、「体のあちこちの関節が痛む(関節痛)」といった、強い全身症状が現れた場合、それは、単なる皮膚のトラブルではなく、体の中で、全身性の炎症や、免疫システムの異常が起きているサインかもしれません。このような場合は、皮膚科だけでなく、全身を総合的に診察できる「一般内科」や、特に、自己免疫疾患を専門とする「リウマチ・膠原病内科」の受診を、強く検討する必要があります。まず、ウイルスや細菌による「感染症」が、発熱・関節痛・発疹の、三つの症状を同時に引き起こす、代表的な原因です。例えば、「麻疹(はしか)」や「風疹」、「伝染性紅斑(りんご病)」といった、ウイルス性の発疹症は、特徴的な発疹と共に、高熱や、倦怠感、関節痛を伴います。また、「溶連菌感染症」に伴う「猩紅熱(しょうこうねつ)」も、高熱と、全身の細かい発疹が特徴です。これらの感染症は、内科や小児科が、診断と治療の専門となります。次に、より注意が必要なのが、「自己免疫疾患(膠原病)」です。膠原病は、本来、体を守るはずの免疫システムが、誤って、自分自身の正常な細胞や組織を攻撃してしまう病気の総称です。この、免疫の暴走が、全身の皮膚や、関節、内臓に、慢性的な炎症を引き起こします。例えば、「全身性エリテマトーデス(SLE)」では、発熱や関節痛と共に、顔に現れる蝶のような形の発疹(蝶形紅斑)が、非常に特徴的です。また、「成人スティル病」という病気では、毎日のように、夕方から夜にかけて、高熱が出て、それに伴い、サーモンピンク色の、特徴的な発疹が、体幹や四肢に現れ、関節痛も伴います。これらの膠原病は、放置すると、腎臓や、心臓、肺といった、重要な臓器に、深刻な障害を及ぼす可能性があるため、早期に診断し、ステロイドや、免疫抑制薬といった、専門的な治療を開始することが、不可欠です。リウマチ・膠原病内科では、血液検査で、各種の自己抗体や、炎症反応の程度を詳しく調べ、診断を確定させます。原因不明の発熱と、関節痛、そして全身の発疹。この三つが揃ったら、膠原病の可能性も視野に入れ、専門医に相談してください。

  • 逆流性食道炎が喉のぶつぶつの原因になる?

    医療

    喉の奥の赤いぶつぶつが、熱や、明らかな風邪症状がないにもかかわらず、長期間、慢性的に続いている。そして、それに加えて、「胸やけ」「酸っぱいものがこみ上げてくる感じ(呑酸)」「喉のイガイガ感や、詰まった感じ」「長引く咳」といった症状に、心当たりがある場合。その赤いぶつぶつの原因は、感染症ではなく、胃や食道の病気である「逆流性食道炎」かもしれません。この場合、相談すべき診療科は、「消化器内科」や「胃腸科」、あるいは「耳鼻咽喉科」です。逆流性食道炎は、胃の中で、食物を消化するために分泌される、強力な酸である「胃酸」が、食道へと逆流してしまう病気です。通常、胃と食道のつなぎ目は、筋肉によって、しっかりと閉じられていますが、加齢や、肥満、食生活の乱れなどによって、この機能が弱まると、胃酸が、食道へと、簡単に逆流してしまいます。そして、この逆流は、食道だけでなく、喉(咽頭・喉頭)にまで、達することがあるのです。胃酸は、非常に強い酸性であるため、胃の粘膜のように、酸から身を守るバリア機能を持たない、喉のデリケートな粘膜に、繰り返し接触すると、化学的な「やけど」のような、慢性的な炎症を引き起こします。この、胃酸による慢性的な刺激と炎症が、喉の奥の壁にある、リンパ組織を腫れさせ、私たちの目には「赤いぶつぶつ」として、見えるのです。これを、「咽喉頭酸逆流症(いんこうとうさんぎゃくりゅうしょう)」と呼びます。特に、夜間、横になると、胃酸が重力によって、さらに逆流しやすくなるため、朝起きた時に、喉の痛みや、イガイガ感を、強く感じることが多いのが特徴です。診断のためには、まず、耳鼻咽喉科で、ファイバースコープを使い、喉の粘膜に、逆流を示唆する、特徴的な炎症所見(喉頭蓋の発赤など)がないかを、確認します。そして、消化器内科で、「胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)」を行い、食道の炎症の有無を、直接観察することで、診断を確定させます。治療は、胃酸の分泌を、強力に抑える薬(プロトンポンプ阻害薬:PPIなど)の内服が、中心となります。

  • まず頼るべき専門家「皮膚科」の役割

    医療

    大人の体に、原因不明の発疹が、広範囲に現れた時、最も頼りになり、そして、多くの場合で、最初に受診すべき診療科が「皮膚科」です。皮膚科は、その名の通り、皮膚に現れる、あらゆる病気やトラブルの診断と治療を、専門とする診療科です。発疹という、目に見える症状に対して、最も的確なアプローチができるのが、皮膚科医なのです。皮膚科を受診すると、医師はまず、非常に詳細な「問診」から、診察を始めます。いつから、体のどこから、どのような発疹が出始めたか、かゆみや痛みの有無、そして、発疹が出る前に、何かいつもと違うことをしなかったか(新しい食べ物を食べた、薬を飲み始めた、旅行へ行った、虫に刺されたなど)を、詳しく聞き取ります。これらの情報が、診断の、重要な手がかりとなります。次に、診断の鍵となるのが「視診」です。皮膚科医は、ただ発疹を見るだけでなく、その一つ一つの性状(平らか、盛り上がっているか、水ぶくれか、膿を持っているかなど)、形、大きさ、色合い、そして、全身のどの部分に、どのように分布しているかを、専門家の目で、注意深く観察します。この、丁寧な視診によって、多くの皮膚疾患は、ある程度、鑑別することが可能です。例えば、ウイルス感染症であれば、それぞれに特徴的な発疹の出方があります。また、薬疹(薬によるアレルギー)や、蕁麻疹、あるいは乾癬(かんせん)といった、皮膚の病気も、その見た目に、特徴的なサインが現れます。視診だけで診断が難しい場合や、確定診断が必要な場合には、追加の検査が行われます。疑わしい部分の皮膚を、ごく少量、採取して、顕微鏡で調べる「皮膚生検(ひふせいけん)」は、診断を確定させる上で、最も重要な検査です。また、アレルギーが疑われれば「血液検査」や「パッチテスト」、真菌(カビ)が疑われれば「顕微鏡検査」などが行われます。皮膚の症状は、内臓の病気のサインとして現れる「皮疹(ひしん)」である可能性も、常に念頭に置かなければなりません。皮膚科医は、全身の発疹を診察する中で、もし、内科的な疾患(膠原病や、内臓悪性腫瘍など)が疑われると判断した場合には、責任を持って、適切な内科の専門医へと、スムーズに橋渡しをしてくれる、重要なゲートキーパーの役割も、担っているのです。

  • 火傷をしたらまず何科?最適な診療科の選び方

    医療

    熱いお湯をこぼしてしまった、調理中に油がはねた、あるいはヘアアイロンでうっかり肌に触れてしまった。日常生活の中で「火傷(やけど)」は、誰にでも起こりうる、非常に身近な怪我の一つです。軽い赤み程度であれば、冷やすなどの応急処置で様子を見ることもできますが、水ぶくれができたり、皮膚が白くなったりするような、少し深い火傷の場合は、適切な医療機関を受診する必要があります。そんな時、「火傷くらいで病院に行っていいのだろうか」「もし行くなら、何科が最適なのか」と、迷ってしまう方も少なくないでしょう。火傷の治療において、中心的な役割を担う診療科は、主に「皮膚科」と「形成外科」です。どちらの科も、火傷治療の専門家ですが、それぞれに得意とする領域や特徴があります。まず、皮膚の病気全般を扱う「皮膚科」は、最も身近でアクセスしやすく、一般的な火傷の初期治療(軟膏処置や感染管理など)において、幅広い対応が可能です。一方、「形成外科」は、単に傷を治すだけでなく、「傷跡をできるだけきれいに治す」という、整容的な側面を、特に重視するスペシャリストです。顔や手足といった、目立つ場所の火傷や、ひきつれ(瘢痕拘縮)を起こす可能性のある、深い火傷の場合は、形成外科の受診が、より望ましい選択と言えるでしょう。また、怪我の処置という観点から「外科」や、子どもの場合は「小- chí科」も、相談先となります。この記事シリーズでは、火傷の重症度の見分け方から、それぞれの診療科の役割、そして、きれいな治癒を目指すためのポイントについて、詳しく解説していきます。

  • 応急処置が重要!病院へ行く前に家庭でできること

    生活

    火傷を負ってしまった時、医療機関を受診するまでの間に、家庭で、いかに迅速で、適切な応急処置を行えるかが、その後の火傷の重症度や、治癒の経過を、大きく左右します。正しい応急処置は、痛みを和らげ、火傷が深くなるのを防ぎ、感染のリスクを減らす、最も重要な初期治療です。火傷の応急処置の基本は、ただ一つ、「すぐに、そして十分に、冷やす」ことです。火傷は、熱によって、皮膚の組織がダメージを受ける怪我です。熱いものに触れた直後も、皮膚の内部には、まだ熱が残っており、その「余熱」が、じわじわと、火傷を深い層へと進行させてしまいます。この余熱を、一刻も早く取り除くことが、応急処置の最大の目的なのです。冷やす方法は、清潔な「水道水」の流水が、最も簡単で、効果的です。火傷した部分を、服の上からであれば、服ごと、すぐに、そして直接、流水に当ててください。痛みが和らぐまで、少なくとも15分から20分間は、根気よく冷やし続けることが重要です。衣服が皮膚に張り付いてしまっている場合は、無理に脱がさず、その上から冷やします。広範囲の火傷で、流水を当て続けるのが難しい場合は、きれいなタオルやシーツで患部を覆い、その上から水をかけるようにして冷やします。ただし、乳幼児や高齢者の場合、広範囲を冷やしすぎると、低体温症を引き起こす危険性があるため、全身が震えだすようなら、すぐに中止してください。ここで、いくつか「やってはいけないNG行動」があります。まず、アロエや味噌、油などを塗る、といった民間療法は、全く効果がないばかりか、傷口から細菌が感染する原因となるため、絶対にやめてください。また、水ぶくれ(水疱)は、皮膚を保護する、天然の絆創膏の役割を果たしています。自己判断で、針などで潰してしまうと、感染のリスクが高まるため、そのままにして、医療機関を受診してください。氷や保冷剤で、直接、長時間冷やすのも、凍傷の危険性があるため、避けるべきです。必ず、タオルなどで包んでから、使用するようにしましょう。正しい応急処- chíが、きれいな治癒への、第一歩です。