咽頭結膜熱、いわゆるプール熱は大人がかかると、文字通り「身を削る」ような苦しみをもたらします。私の体験は、突然の40度の発熱から始まりました。それと同時に襲ってきたのが、これまでの人生で味わったことのないほどの喉の痛みです。扁桃腺が通常の3倍ほどに腫れ上がり、空気を通す隙間さえ狭まっているように感じられました。あまりの痛さに唾液を飲み込むことさえできず、洗面所にコップを置いて唾を吐き出し続けるという惨めな時間を過ごしました。水を飲もうとしても、喉に触れた瞬間に火のついた針で刺されるような刺激が走り、脱水症状が怖くて泣きながら少しずつ水分を流し込む毎日でした。病院でのアデノウイルス陽性判定後、私は主室に完全に隔離されました。食事は部屋の前に置いてもらい、トイレや風呂に行く際は使い捨ての手袋を着用し、触れた場所をすべてアルコールで拭き取るという生活を1週間続けました。家族、特に小さな子供にこの地獄を味わせたくないという一心でしたが、自分自身が極限の体調不良の中、その清潔操作を維持するのは並大抵のことではありませんでした。喉の痛みだけでなく、激しい頭痛と関節痛も重なり、眠ることさえままなりません。解熱剤の効果が切れる夜中が最も辛く、暗い部屋で一人、いつこの痛みが引くのかと絶望的な気分に浸っていました。アデノウイルスの特徴として、症状の波があることが挙げられます。一度37度台まで下がって「治ったか」と思わせた翌日に、再び39度まで再燃するというパターンに何度も心を折られました。結局、喉の痛みが完全に消えて普通の食事ができるようになったのは、発症から10日目の昼でした。あの時食べた、何の変哲もないお粥の味が、これほどまで身に染みたことはありません。この隔離生活で得た気づきは、健康という土台がいかに脆いか、そしてアデノウイルスという微細な存在がいかに強大かということです。また、大人がこれほど重症化する一方で、感染源となった子供は数日で元気に走り回っていたという事実に対し、子供の生命力への驚きと、大人の免疫系が過剰に反応してしまうことの皮肉を感じずにはいられませんでした。喉の奥に赤いブツブツが見え、高熱が出たなら、それは普通の風邪ではなくアデノウイルスかもしれません。大人の場合は、自分を病人として徹底的に甘やかし、長丁場になることを覚悟して療養に専念することをお勧めします。あの激痛の記憶は、私に丁寧な手洗いと、喉を乾燥させないことの重要性を、一生モノの教訓として刻み込みました。
喉の痛みで水も飲めない咽頭結膜熱に苦しんだ私の家庭内隔離ライフ